007XL開発者リチャード・ハーレー博士ご紹介
リチャード ハーリー博士(PhD)
「ベントグラスドクター™」として園芸サービスを提供中
芝草専門家:ゴルフおよびスポーツターフ
ラトガース大学・芝草科学センター(退職)
ハーリー博士は「ベントグラスドクター™」として知られ、1982年から改良型ベントグラスの品種改良を行ってきました。代表的な改良世代品種には、「007」「777」「007XL」があります。
これらの先進的なベントグラス品種は、涼しい季節の気候において、グリーン、ティー、フェアウェイの芝生として大きな成功の可能性を秘めています。
現在、これらは「スーパー・ベント™(Super Bents™)」と呼ばれるクラスに指定されており、以下のような特徴を持ちます。
•より高い病気耐性/低い殺菌剤使用量
•より細かい葉
•より密度の高いターフ
•低刈りに対する耐性の向上
「スーパー・ベント™」クラスに含まれる品種:
「007」「777」「007XL」および「マッケンジー(MacKenzie)」「フラッグスティック(Flagstick)」「タイイー(Tyee)」
「スーパー・ベント™」の詳細はこちら(英文):https://sroseed.com/super-bents
各品種の特性に関してはこちら(英文):https://www.sroseed.com/find-a-product/bentgrass
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リチャード・ハーリー博士について
リチャード・ハーリー(Richard Hurley, PhD, CPAg)
芝草産業で50年以上の経験を持つ芝草専門家。
芝草の品種改良、選抜、管理技術、ゴルフ場・スポーツフィールド・家庭用芝生・造園での芝生活用に精通しています。
世界でも数少ない芝草育種で博士号(1983年)を取得した農学者の一人であり、ラトガース大学で世界的に著名な芝草育種学者 Dr・C・リード・ファンク博士(Dr. C. Reed Funk)の指導を受けました。
ベントグラス育種の歴史と実績:
•1980年代:ファンク博士と共に新たなクリーピング・ベントグラスの育種プログラムを開始
•1993年:「L-93」ベントグラス品種が商業リリース(“93”はリリース年に由来)
•2007年:「007」ベントグラス品種をリリース(命名はリリース年に基づく)
•使用例:2021年東京オリンピック会場・霞ヶ関カンツリー倶楽部のグリーン
•2017年:「777(トリプルセブン)」ベントグラスをリリース(優れた耐暑性と美しい仕上がりが特徴)
•2021〜2022年:「007XL」品種を発表(最も高度でユニークな第五世代ベントグラス)
•0.100インチ(2.54mm)という超低刈高に耐えるよう育種
•病気への耐性が高く、フェアウェイやティーにも適応
コンサルティング活動と専門知識:
•問題解決に向けた実践的かつ明確なアドバイスで評価
•ゴルフコースの改修、日陰、雑草、水質、施肥、病害虫の管理などを支援
•長期計画の策定や効率監査の実施も対応
これまでのコンサルティング先:
米国、カナダ、イギリス、アイルランド、ヨーロッパ、ロシア、日本、中国、オーストラリア、南アフリカなど
コンサルティング形式:
•年間契約(定期訪問)
•もしくは、半日・1日単位の訪問対応も可能
代表的なプロジェクト:
•ベイヨン・ゴルフクラブ(Bayonne Golf Club)(ニュージャージー)
「リンクススタイル・ゴルフコース」開発において最適な芝草・低木類の選定と55,000本以上の植物を導入
•著書『A Most Audacious and Improbable Journey』
ベイヨン・ゴルフクラブの開発を綴った歴史的記録。クラブのプロショップで販売中。
上記文章の英文はこちら https://www.bentgrassdoctor.com/